遅めに起きて、ホテルのレストランで朝食を食べ、10時過ぎにタクシーに乗り、「六和塔」に向かった。「六和塔」は、銭塘江を望む月輪峰に立つ高さ60m七層八角の塔だ。20元のガイドを頼み、妻の通訳で説明を受けながら、塔を登った。曇っていたが、銭塘江、銭塘江にかかる2階の鉄橋がよく見え、この塔からの眺めも満足のいくものであった。
塔の登り降りで疲れたので、タクシーで宿泊していたホテル近くの茶館「青藤茶館」に行った。「青藤茶館」の中はかなり広い。席数が800以上あるらしい。中国式の部屋と日本式の部屋があるとのこと。中国式にした。センスのいいインテリアで落ち着く雰囲気。
席に着いて、メニューにあるお茶を選ぶ。杭州で有名な龍井茶のほか、色々な種類の緑茶、紅茶、烏龍茶、花茶がメニューにある。お茶が運ばれて来て、美味しいお茶を味わったあと、バイキング形式の茶菓を取りに行く。茶菓の種類も豊富。甘いお菓子や果物などのほか、チャーハンや春巻き、アイスクリームもあった。美味しいお茶を飲みながら、何回も茶菓を取りに行った。お腹一杯飲んで食べて、大満足。
腹ごなしに湖岸まで行って、散歩をした後、また電動バスに乗り、有名な白提、蘇提を通り、昨日の残りを半周をした。途中、工事中で電動バスが通れない箇所があり、船にも乗れた。「雷峰塔」で降り、途中で寝てしまった子供を抱っこし、「花港観魚」公園まで歩いた。
公園に着いたらようやく子供が起きた。寝起きでなかなか歩いてくれない子供をあやしながら、公園内を散歩した。前回来たときは有料であったが、無料になっていた。子供のご機嫌取りのために公園内にあった4人乗りの電動ボートに乗った。ハンドルを子供に乗せると、大満足。しばらくすると慣れて、一人でハンドルを切り出した。
公園からタクシーで新橋飯店近くに戻り、お土産を買った後、上海で行ったことがある味千ラーメンに行った。ラーメンが大好きな子供は一人で半分以上食べた。
新橋飯店に寄って、預けていた荷物を取った後、タクシーで杭州駅に向かった。早く着いたので、軟座専用の待合室で列車を待った。発車時刻の20分ほど前に、列車に乗れた。今度は向かい合わせの席であった。暗くなっていて見るものがない子供は、しばらく車内をうろうろしていたが、発車してしばらくして寝た。
帰りはノンストップで2時間弱で梅ロン駅に着いた。降りてすぐ妻の持つ荷物はまた来たときと同じ運び屋のおじさんに取られた。すごい人混みの中、おじさんはこちらを振り返りもせずに前に進んでいった。子供抱っこして階段を登り降りし、また大汗をかいた。
タクシー乗り場がある訳ではないから、タクシーが乗れそうなところまで歩いていった。途中白タクの運ちゃんが声をかけてくるが、行き先を告げると、ダメだという。近すぎるらしい。ようやくのことでタクシーを捕まえることができた。乗ったタクシーは猛スピードで走って、我々を我が家のアパートまで送り届けてくれた。
帰ってきてすぐに、私を置いて、妻と子供と知人は妻の薦めでマッサージに行った。みんな満足して11時過ぎに帰ってきた。