from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

子供の健康診断してもらうために、病院に行った。

8時過ぎにアパートを出た。通勤時間帯なので、タクシーがなかなか拾えない。15分ぐらい待ってようやく乗れた。乗っても渋滞でなかなか進まない。
普通なら15分もかからない距離だが、病院に着くまで1時間近くかかった。

病院の入り口を入ったら、いきなり長い行列が見えた。案の定、受け付けてもらうには、その長蛇の列に並ばないいけないとのこと。受付窓口は、受付登録と支払いの兼任窓口だ。健康保険制度がないので、お金を支払ってから診断をしてもらうようだ。

子供は待つのが苦手だ。というより、じっと待つことができない。案の定、床に座り込んだり、動き回ったりし始めた。病院なので、子供が興味を引きそうなモノはほとんどない。ウロウロしていると、窓際にアリの列。どこかに穴が空いているようで、外からアリが入ってきている。病院の建物は、日本の総合病院と同じぐらいキレイだったが。

長蛇の列の前の方で大きな声がした。喧嘩だ。街角でよく喧嘩をやっているのを見かけるが、病院の中でもお構いなしのようだ。なんだなんだと人が集まって、当事者を取り囲んだ。みんな喧嘩をみるのが好きなようだ。男女が喧嘩をしていたようだが、男の方が看護婦さんに引っ張って行かれて、喧嘩は終わった。

1時間ほど、妻が並んでようやく登録と支払いが終わった。健康診断は2階とのことで、2階に上がる。空いているなと思ったけど、診断をしてもらうまで30分かかった。3人ぐらいまとめて診ているのでなかなか終わらない。

簡単な知力検査、聴力検査、問診、それに体重と身長の測定。やっと終わったと思ったら、血液検査があるという。血液検査をやってもらうためには、また受付に並ばないといけないという。

列は短くなってはいたけど、20分近くかかった。受付が終わり、血液検査の窓口に行く。検査窓口かと思っていたら、受付の人が子供の指をつかんでいきなり、指に傷を付けた。血が出てくると、ガラス管で血液を吸い込ませた。あっという間に終わったが、子供は大泣き。

血液検査は10分ほどかかって結果がでた。その結果を書いた紙を持って、再び、2階の健康診断のところへ行って、ようやく終わった。11時過ぎであった。