from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

今日は、旧暦5月5日で「端午節」だそうだ。

一昨日、スーパーに行ったときに、いつも新製品のラーメンとか売っている特売コーナーのようなところで、色々な粽(ちまき)が山積みになっているのを見た。

昨日、妻と子供が隣の中国人家庭に遊びに行って、粽をもらってきた。「端午節」に粽を食べる習慣があるというので、たくさん作ったそうだ。

端午節」は、中国の戦国時代の偉大な愛国の詩人屈原の命日。屈原は楚の国の大臣だったが、ある時、楚の国の王の前で秦の国の主張に抵抗し団結するよう述べたため、口の上手な家来の誹謗と迫害に遭い、追放された。屈原が追放されている間に、秦に攻められ楚の国が滅びてしまい、これを聞いた屈原は嘆き悲しみ、湖北省にある汨羅江という河に投身自殺した。これを知った農民たちはもち米を竹筒に入れ、あの世でも空腹にならないようにと河につぎつぎに投げ入れた。屈原の体が魚などの餌食にならないよう、笹の歯に包んだ粽子を投げ入れたとの説もあるようだ。「東漢建武の年間に、欧回という長沙人が・・・」という説もあるらしい。

隣からもらった粽は、日本でいう中華ちまき。日本で端午の節句に食べる粽は、笹団子だ。京都の祇園祭でまかれる粽は食べられない厄よけの飾り物。どうしてそうなったのだ。