from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

何百台の自転車が道路いっぱいに走っている光景は、上海では見られない。でもまあ日本の都市の自転車の数よりはずっと多い。

日本のように駅までの交通手段じゃなくて、会社までの通勤の交通手段の1つだ。バス通勤と自転車通勤の数とでは、どちらが多いんだろう。バイクや車の数よりは多い。

自転車といっても電気自転車も非常に多い。日本のようにペダルを漕がなくても走る。ナンバープレートは付いていないが、電動バイクといってもいい。時速20km以上で走っている。日本の場合、たぶん規制があって電動補助自転車になっているのだろう。中国では、そういう規制はないようだ。

自転車は、荷物の輸送手段の1つでもある。飲料水、果物、野菜、段ボール、ペットボトル、ゴミなどありとあらゆるモノが自転車の後ろのリヤカーに乗っている。リヤカーの何倍も大きなモノを運んでいることもある。

重い荷物のときは、女性が自転車を漕ぎ、男性が自転車に足をかけ、バイクで押している。うまいものである。

飲料水を運んでいる自転車が前屈みになっているのを見た。なんと前輪のフレームが折れていた。自転車がこんな壊れ方をしたのを見たのは初めてだ。リヤカーには、飲料水のタンクがいっぱい積まれたいて、配達途中だったようだ。

自転車に乗っていたらしい男性はへらへらした顔で自転車をのぞき込んでいた。別のもうちょっとだけましな自転車が代わりに来るまで待つんだろう。