from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「カラヴァッジョ展」を観てきた

6時半過ぎに息子が起きて来た。部活に行く用意をしているので、おにぎりを作るためにご飯を炊くように言った。息子がご飯を食べてから、起きて、おにぎりを作った。息子がいなくなったと思ったら、布団の中にいた。ギリギリになって起きて来て、何かを探し始めた。「何?」と聞くと「すね当て」。ようやく見つけ、集合時刻になって出て行った。

10時前にうちを出た。天気は良かった。自転車で学校の側を通ると、息子たちがサッカーの試合をやっていた。元気なくボールを追いかけているように見えた。

11時頃に上野駅に到着し、国立西洋美術館に行くと、チケット売り場に人があまりいなかった。「カラヴァッジョ展」に入っても、空いていて、絵に十分近づいて、ゆっくり観ることができた。

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ミケランジェロ・メリージ、通称カラヴァッジョ。血の気の多い狼藉者。この男の人生を意識せずには観られない。ゴッホもそう。ヤマザキマリが「突出している作品を生み出している人は、人格も尋常でない」と言っていたが。殺人を犯し、逃亡中でありながら、支援者から絵の依頼を受けて、描き続ける。今の日本では、ちょっとしたスキャンダルで、才能が見捨てられていく。平和な世の中では、はやり突出したものは生まれないんだよな。この展示会でも、カラヴァッジョがどうして突出した才能を得たのかは語られてなかった。レンブラントフェルメールのはなかったけど、カラヴァジェスキの絵のレベルも高かった。

国立西洋美術館の常設展は、写真撮影OKだった。カラヴァッジョの絵を観てから、常設展の人物画や静物画を観ると、改めてカラヴァッジョの絵のレベルの高さが認識された。

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美術館を出た後、天気が良かったので、まだ花見客で賑わっていた公園を通り抜け、不忍池まで散歩。まだ見られる桜もあった。

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駅に戻る途中で、親子丼の店に入った。出てきた親子丼はちょっとドロドロ。卵かけご飯のようだった。

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3時半頃に帰宅。息子はまだ帰ってきていなかった。

5時前にようやく帰ってきて、「おにぎりだけでは足りない。お腹空いた」。

ビーフシチューを作った。また布団の中にいた息子を呼んで、食べさせた。

今日は間に合う時刻に塾に行った。

9時50分頃に帰ってくると、「もうがまんできない。面白くないので、寝てた。塾やめる」と言って、買ってきたドーナツを食べながらテレビ。もうやる気をなくしている。

11時半頃に消えるまで、ずっとiPhoneを触りなから、テレビを見ていた。