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kinbricksnow.com「北京の空は汚れているか?中国政府対米大使館、3年間の戦い

2月4日からの北京市を覆った霧。5日正午までに北京空港では115便が運航中止となったほか、付近の高速道路は閉鎖された。まるで雲の中にいるような濃い霧は北京では珍しくないが、今回は大気汚染問題と結びつけて解釈されたようだ。
ネットショッピングモール・タオバオでは5日だけで3万枚のマスクが売れた。通常より2万枚も多かったという。その2万枚は北京市のユーザーが購入している。また空気清浄機もバカ売れして品切れとなっているほか、なるべく外出を避けようとレストランが空になったと報じられている。

WSJ中国の大気汚染―「濃い霧」と主張する政府に勝った米国大使館

何年もの間、中国の気象学者は都市の住民に対して、スモッグのように見え、スモッグのようなにおいがするものを、霧であると言ってきた。それに反証する方法もなく、中国の都市に住む人々はそれを真実として受け止め、マスクや室内の空気フィルターを持ち歩かずに日々を過ごしてきた。
しかし最近になって、政府による霧の定義の受け止め方に大きな変化が起こっている。
例を挙げよう。最近、中国北部に厚い灰色の雲が発生しており、複数の省で高速道路が封鎖され、北京行きの300以上のフライトが中止、または遅れが生じた。
国営のメディアは、これを「濃い霧」と表現したが、中国で人気のミニブログ「新浪微博(Sina Weibo)」や他のウェブサイトに掲載された数百万の投稿では、これを別のものとしている。ある新浪微博のユーザーは、「昔、ロンドンの霧で何千人もの人が亡くなっただろうか。北京は危険だ」と書いた。