from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

戦略なき外交

NHKニュース「中国船船長の釈放決定 送還へ

沖縄県尖閣諸島の日本の領海内で中国の漁船と海上保安庁の巡視船が衝突し、漁船の中国人の船長が逮捕された事件で、那覇地方検察庁は、船長を処分保留のまま釈放することを決めました。釈放の理由について、那覇地検は「わが国の国民への影響や日中関係を考慮すると、これ以上、身柄を拘束して捜査を継続することは相当でないと判断した」としています。中国政府のチャーター機が24日夜にも沖縄の空港に到着する予定で、船長は釈放の手続きが済みしだい中国へ送還されることになります。
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那覇地検の鈴木次席検事は釈放する理由として、「衝突された巡視船の損傷の程度が、航行ができなくなるほどではなく、けが人も出ていない。船長は一船員であり、衝突に計画性が認められない」としました。そのうえで、「わが国の国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、これ以上、船長の身柄の拘束を継続して捜査を継続することは相当でないと判断した」と述べました。鈴木次席検事は、「政治の判断があったのか」という質問に対し、「検察当局として決めたことだ」と答えました。