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中東和平実現に向けたオバマの呼びかけ

NHKニュース「中東和平 両首脳が進展に意欲」

イスラエルパレスチナ双方の首脳は、中東和平に向けた直接交渉の再開を前に記者会見をし、それぞれ、困難はあっても、和平合意の実現は可能だとして交渉の進展に意欲を見せました。
イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ暫定自治政府アッバス議長は1日、中東和平に向けた直接交渉がワシントンで1年8か月ぶりに再開されるのを前に、仲介役のアメリカのオバマ大統領らとともに記者会見をしました。この中で、ネタニヤフ首相は、アッバス議長を「和平のパートナー」と呼んだうえで「私は歴史的な妥協の道を探るために来た」と述べ、和平への抱負を語りました。しかし、今週に入り、占領地のヨルダン川西岸ユダヤ人入植者を狙った銃撃事件が相次いでいることにも触れ、「平和は安全によって支えなければならない」と訴え、事件に抗議しました。これに対してアッバス議長も「これ以上の流血はたくさんだ」と述べて銃撃事件を非難し、「紛争の歴史に終止符を打とう」と呼びかける一方で「イスラエルユダヤ人入植地を凍結するのは和平に向けた義務だ」と述べ、イスラエル側にくぎを刺しました。直接交渉は2日、1年以内の合意を目指して再開されますが、現地では銃撃事件を受けて緊張が高まっており、入植地問題などをめぐって交渉が難航するのは避けられない見通しです。