from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

NHKニュース「原油流出 汚染拡大に危機感」。

アメリカ南部メキシコ湾の海底油田の掘削施設で爆発が起き、原油の流出が続いている問題は発生から2か月となりましたが、原油の回収作業は依然、難航しており、ハリケーンの時期を迎え汚染がさらに拡大することに危機感が強まっています。
アメリカ史上最悪となったメキシコ湾の原油流出事故は、20日で発生から2か月を迎えます。今月15日には原油の流出量がこれまでの推計を大幅に上回り、1日当たり最大で950万リットルに上ることが明らかになりました。これに対し、回収量は、1日当たり390万リットルと、大幅に下回っており、被害の拡大が続いています。現地ではシーズンを迎えたハリケーンの直撃を受ければ、原油による汚染がメキシコ湾全体に一気に拡大する恐れもあるとして危機感が強まっています。被害が広がる中、油田の採掘権を持つ大手石油会社BPは、漁業関係者など周辺の住民が受けた損害を補償するため、総額1兆8300億円の資金を拠出するとしていますが、被害が拡大すれば補償額はさらに増えるということです。オバマ大統領は被害の拡大防止に全力をあげるとしていますが、流出を完全に止めることができるのは早くても8月になるとみられており、地元住民の不安といらだちは募る一方となっています。