from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「ゆとり教育」からの転換

NHKニュース「新学期 一部教科で新指導要領」。

全国の多くの小中学校で1学期が始まりました。およそ10年ぶりに「ゆとり教育」から転換された新しい学習指導要領のうち、算数や理科など一部の教科は今年度からスタートすることになっており、学校では教科書とともに「補助教材」が配られました。
新しい学習指導要領では「ゆとり教育」を転換して、教える内容や授業時間が増えることになり、小中学校では算数・数学や理科など一部の教科で今年度から前倒しして実施されます。東京の新宿区立早稲田小学校では7日から1学期の授業が始まり、子どもたちに真新しい教科書とともにこの教科書には載っていない内容を盛り込んだ「補助教材」が配られました。小学校では、すべての学年で授業時間が週に1時間程度増えることになるため、この学校ではこれまで午前中で終わりだった水曜日の午後に5時間目の授業を増やしました。新しい学習指導要領では、台形の面積の求め方や人の体の仕組みなどが加えられていますが、学校に補助教材が届いたのは当初の予定よりも大幅に遅れて今月に入ってからになったため、教師たちからは準備が十分できないという声も上がっています。また、理科の授業で新たに必要となった実験器具を限られた予算の中で、どこまで準備できるのか頭を悩ませている学校も少なくないということです。4年生の学級を担任している教師は「ゆとり教育ではここまで減って大丈夫かなという不安が現場にあったので、今回増えることはよかったと思いますが、具体的な準備はこれからです」と話していました。