from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

郵政民営化のあきれた目的

時事ドットコム「6000万円での転売、「衝撃的」=1万円の「かんぽの宿」−鳩山総務相」。

鳩山邦夫総務相は31日、宇都宮市で記者会見し、旧日本郵政公社が2007年春に1万円で売却した鳥取県岩美町の「かんぽの宿」の施設が、同年秋に6000万円で転売されたことについて「衝撃的だ」と語った。その上で、日本郵政かんぽの宿70施設と首都圏の社宅9カ所を109億円でオリックス不動産に売却しようとしたことについて、「いくら何でも安過ぎる。売るなら1円でも高く売るように努力しないといけない」と述べ、取得企業が転売で利益を得ることへの懸念を示した。

日本海新聞1万円で取得、6000万で転売 かんぽの宿鳥取岩井」。

不採算を理由に二〇〇七年二月末に閉鎖された簡易保険保養センター「かんぽの宿鳥取岩井」(岩美町岩井)が、旧郵政公社から東京都の不動産会社「レッドスロープ」に一万円で売却され、さらに鳥取市内の社会福祉法人に六千万円で転売されていたことが、三十日までに分かった。
レッドスロープは鳥取岩井が閉鎖されて間もなく、同施設を一万円で取得。同年六月に鳥取市内の法人が設立した社会福祉法人「フォイボス」(村江正名理事長)に六千万円で売却した。
施設は改装後、老人ホームとして九月に開所した。
フォイボスの森本雅義事務長は「(一万円で売却されていたことは)知らなかった。当時は六千万円でも安いと思って買った」と話している。
鳥取岩井は、当初地元自治体に売却する方針で、岩美町にも旧郵政公社から購入依頼があった。時価よりも安い好条件だったが、同町には購入の意思がなく、しばらく買い手がなかったという。
同町の西垣英彦副町長は「一万円で不動産会社が取得した話を聞いて驚いた。そのように安くやりとりされているとは」とあきれた様子だった。