from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

しんちゃんの誤算

NBonline東京都、新銀行に次ぐ火種」から。

石原慎太郎都知事の肝いりで始まった東京都債券市場構想は、証券化を通じてリスクを分散することで、単独では社債を発行できない中小企業でも無担保・無保証で資本市場から資金調達できるようにした。中小企業に銀行融資の道を開く狙いで2004年に設立された新銀行東京とこの債券市場構想は、車の両輪のような存在なのだ。
だが、甘い融資が不良債権化した新銀行東京は経営難に陥り、4 月末に400億円の税金投入で資本を増強。今、火種は債券市場構想に移りつつある。
発端は7月11日、格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるシービーオー・オール・ジャパンの大部分を占めるB号の格下げだ。同社はシングルBマイナスとしていた格付けを、債務不履行の蓋然性が高いとするトリプルCマイナスに3段階格下げした。発行当初は最上級のトリプルAだったが、実はS&Pは昨年7月以降、大幅な格下げを繰り返し、わずか1年で18段階もの大幅な格下げとなった。