from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

運用もまったくダメ

山崎養世の東奔西走:「今こそ、年金の第2次構造改革を 年金5.8兆円の巨額損失の背後にある根深い問題」から。

せっかく国民が積み立てた150兆円の年金資産のうち、3分の2の100兆円が国民に約束した利回りよりはるかに低い超低金利国債にも運用され、隠れた巨大な損失を生み続けているのです。
代表的な10年国債の利回りは、97〜98年から1%台に低下しています。一方で、政府は、1999年までは年金資産を年率5.5%で運用することを約束していました(この利回りを予定利率といいます)。予定利率との逆ザヤは年間4%にもなっていました。当然、その分は年金財政の悪化要因となりました。
その後予定利率は徐々に切り下げられました。それに伴って、年金の保険料の引き上げと年金給付の引き下げが行われてきました。国民の不満は高まりました。でも、一般に言われるような少子高齢化だけが年金財政の悪化の原因ではなかったのです。