from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「親子ミニミニジャンボリー」に行った

samso2007-09-01

7時過ぎにうちを出て、三鷹駅近くの「親子ミニミニジャンボリー」の集合場所に向かう。早めに三鷹駅に着いたので、Becker'sでサンドイッチを食べてから、集合場所に行った。スタッフの人に参加費1万1千円を渡し、バスに乗り込んだ。まだ誰もバスに乗っておらず、息子は運転席のすぐ後ろの席に座りたいと言う。「スタッフの席かも知れないからダメ」と言うが、「ここがいい」。妻がバスを降り座っていいか聞きに行った。OKと言うことで妻と二人で座ったので、その後ろの席に一人で座ることにした。他の家族が乗り込んでくると、補助席を使わないと全員座れないとスタッフの人が言うので、妻たちの席の補助席に移った。
8時過ぎに出発。バスが調布ICから高速に入ると、22kmの渋滞の表示。完全に止まってしまうほどの渋滞ではなく、談合坂SAに10時過ぎに着いた。SAに着く手前から雨が降り出し、バスを降りると傘がいるほどだった。河口湖ICを出て高原に入ると、霧になった。

12時前に、朝霧高原の「まかい牧場」に着いた。雨は止んでいた。入園時に牛乳をくれたが、息子は口にしなかった。左に歩いていくと、木で作ったカブトムシの看板あり、「これなに?」と息子が聞いてきた。

「木でカブトを作るんじゃない?」「つくりたい」。見渡しても作れるような場所は見えなかったので、「もうやってないんじゃないかな」と言うが、「つくりたい」。「とりあえず、ご飯を食べよう」「おなかはすいてない」。無理矢理近くにあったジンギスカンの店に連れて行った。息子は不満そうにちょこっとしか、食べかなった。
店を出て歩いていくと、「ものづくり工房」の看板。入ると、木の枝で作ったカブトムシなんかが置いてあった。店の人に聞くと、ネイチャークラフト作りは900円だと。お金を払うと、グルーガンとハサミを持ってきて、簡単に使い方を説明し、材料の場所を示すと、行ってしまった。カブトムシの胴体、頭、角、足になりそうな木の枝を取りに行ってテーブルに戻ると、妻はバスで待っていると言って、「ものづくり工房」を出ていった。息子の指図で、カブトムシらしきモノを作った。息子は満足したようだった。

「ものづくり工房」を出て、歩いていくと、山羊の姿が見えたので、行ってみることにした。入口に向かうと馬小屋があり、子どもたちが人参を食べさせていた。中にはいると、ウサギが塀の中にいて、塀の中に入って触ったり、餌をあげたりしていいようだったので、息子を塀に中に入れた。最初は怖々だったが、すぐに慣れ、ウサギに触りだした。他の子どもが餌をあげているのを見て、「えさ、あげたい」。外に出て、100円の人参を買ってきた。人参が入ったカップを息子に渡すと、1本の人参をウサギの口に持っていった。あまり食べないんじゃないかと思ってみていたが、案外よく食べ、カップの中の人参は全部なくなった。

結局、山羊がいる方に行かずに外に出ると、「うまにのりたい」。自動券売機で600円のショートコースの券を買って、係の人に渡す。係の人の指示でヘルメットを被らせてから、乗り場に息子を連れて行った。遠野で馬に乗った経験があるので、怖がらずに馬に跨った。ショートコースを1周して戻ってくると、「うまのるるの、たのしい」。

馬を降りると、「クレープたべたい」。「何がいいの?」「チョコバナナなまクリーム」。息子が食べているのをちょこっとつまみ食いをしたが、あまり美味しくはなかった。
クレープを食べ終わったので、山羊を見に行くと、「えさ、やりたい」。自動販売機で餌を買い、餌が入ったウエハーを2つに割って息子に渡した直後、柵の外にいた山羊が突然やって来て、その餌にかぶりついた。おどろいた息子が餌を落とすと、あっと言う間に、山羊は全部食べてしまった。係の人がやってきて、「また、○○か」と言いながらその山羊を柵の中に入れた。柵の中にいた観光客が出るとき、一緒に出てしまったようだった。出発時刻が来たので出口に向かうと、シャボン玉を吹いている係の人がいて、息子は夢中になって、シャボン玉を追いかけた。

ちょうど3時頃、宿泊先の「富士高原ファミリーロッジ」に到着した。肌寒い。休憩後、4時にロッジの庭に参加者全員が集合して、スタッフの人から夕食のカレー作りの説明を受けた。5班に分かれて、カレー作りを開始した。薪を鉈で細かく割る。子どもたちがやりたいと言うので、手伝わせる。炉で薪に火を点け、飯ごうに入れた米を炊く。

飯ごうが吹いてきたあと、飯ごうを火からすこし遠ざけ、他の人が用意してくれたカレーの材料を大鍋に入れて、炒める。飯ごうを火から降ろし、逆さにして地面に置く。肉と野菜を炒め終わると、水を入れ、沸騰させる。浮いてきたアクを取る。野菜が柔らかくなったのを確認し、鍋を火から遠ざけ、カレーのルウーを入れる。

カレーが出来上がって、ブルーシートのところに持っていくと、トレイにご飯とサラダが盛りつけてあった。カレーをトレイに入れ、「いたただきます!」。ちょっと物足りない味だったが、大人も子どもたちもお代わりをしていた。

カレーを食べ終わると、真っ暗。ライトをつけてもらって、後片づけ。部屋に戻って少し休憩したあと、キャンプファイアー。薪の周りに円形になると、火之神と言われる人が登場して、薪に火を点火。

子どもたちは半信半疑で火之神を見ていた。火之神が去ると、歌を唄ったり踊ったり。火が消えると、みんなで線香花火を楽しんだ。8時過ぎに終わって、部屋に戻り、お風呂。息子は9時過ぎに寝てしまった。