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子育ての日々の断片を書き綴る

アメリカのサブプライムローンどころじゃない

中国ビジネスのススメ「カネは借りても返さない」から。

先日、中国社会科学院の金融専門家は、中国の住宅ローン残高は約4,000億ドルに上り、その回収可能性はアメリカのサブプライムローンよりずっと低い、という見方を明らかにしました。
問題となっているアメリカのサブプライムローンでさえ、借り手の信用を審査する制度があるが、中国の住宅ローンは住宅購入目的であれば誰でもお金を借りられるようになっているのだそうです。
さらに、多くの人が「一度手に入ったお金は、たとえそれが借りたものであっても自分のものだ」と考えている中国では、債務不履行の確率はアメリカよりずっと高いことが予想されますので、これが顕在化すれば、アメリカのサブプライムローン以上の悪影響を世界の株式市場に及ぼす可能性があります。