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子育ての日々の断片を書き綴る

年金問題−安全な資産への投資?

日経BP森永卓郎:公的年金が「ハゲタカ」に変身したら』から。

現在、年金の積立金は約150兆円あるが、それは実際にどのように運用されているのか。正確な統計は出ていないものの、そのうちの約110兆円が、年金積立金管理運用独立行政法人によって運用に回されているらしい。
その内訳は、約30兆円が地方債や国債の一種である財投債といった安全な資産への投資。残りの80兆円程度が市場運用されている。そして、市場運用分のうち約50兆円が債券運用であり、内外の株式への投資は31兆円にすぎない。
つまり、株式投資されているのは年金積立金の5分の1に過ぎないのだ。大部分は長期債で運用されており、市場運用分の運用利回りは、2006年10月〜12月で3.08%にとどまっているのである。