from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

カブトムシをバトルさせたい

samso2007-07-10

朝ご飯のために、人参をスライスしていて、指先を切った。「指切ったから、早く起きて手伝って」。よろよろして起きてきた。
外に出ると小雨がぱらついていた。なんとか傘を差すことはなく会社に着いた。
会社を出たときは降っていなかったが、バスを降りると、傘を差さないと歩けないぐらいの雨。うちに着くと、シルバー人材センターの人にポケモンの絵本を読んでもらっていた。「もっとよんでぇ」「もうお帰りになるからね。あとパパが読んであげる」。諦めきれない様子。「今日はおにぎりを一杯食べました。それから、チキンを炒めたものも。残ったのはこれだけです」「もっとたべたい」。「お帰りになるよ」「うんち」。トイレの中から「バイバ〜イ。ありがとうございました」。
「カブトは?」「でてない」「パイナップルあげたら。しばらくしたら出てくるから」「カブトはいぬみたいにはながいいから」「そうだね」。しばらくして虫かごを見に行った息子は「あ、でてきた」。カブトムシを虫かごから取り出し、2匹を闘わせた。

いつまでもカブトムシを闘わせているので、「もうシャワーを浴びて寝るよ」。昨日と同じ絵本の続きを読んでいると、妻が帰ってきた。絵本を読み終わって、「これなに?」「点字と言って目が見えない人が読む字だね。本物は黒い部分が膨らんでいて、指で触って読むんだよ」「ふ〜ん」。「もう寝るよ」「きょうはねむくない」「目を閉じれば寝られる」「できない」。怖そうな話を始めると「ききたくない」と口を塞ぎにきた。「寝たらお話しないから」。しばらくして静かになった。