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子育ての日々の断片を書き綴る

日中関係は今が「底」?


nikkeibp.jpサーチナの「中国消費者の対日感情を探った」アンケート結果が掲載されていた。

現在の政治、歴史、領土を含む日中の外交関係についてどう思うかを聞いたところ、「非常に良好だ」は2.90%、「まずまず良好だ」は9.75%となった。これは前回の05年版1−3月調査と比べてそれぞれ低い水準。前回調査では、「非常に良好だ」は3.45%、「まずまず良好だ」は11.30%だった。
今後の日中の外交関係についてどうなると思うかを聞いたところ、「非常によい方向に行くだろう」との回答は3.40%、「まずまずよい方向に行くだろう」が13.35%。これは、前回調査と比べて、それぞれ高い水準。前回調査では、「非常によい方向に行くだろう」が3.30%、「まずまずよい方向に行くだろう」が12.55%だった。
ただし、今後の日中外交関係についてでは、「全くよい方向には行かないだろう」との回答が、前回13.90%と比べて、今回の調査では15.85%と若干増えている。懐疑的な人も根強くいる一方で、「よい方向」にいくと考える人が増えていることは、多くの中国の一般消費者の間で、現在の日中の外交関係が底の状態と思っている人が多いことを示す。

日本での嫌中感情の高まりを知らないようで、このアンケートによれば、中国の人たちは日中関係に楽観的な見通しを持っているようだし、反日感情は高くなってはいないようだ。