from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

池澤夏樹さんの異国の客「雪と春、ヨーロッパの記憶装置、3人の少年 その4」に、

原子力を見ればわかるとおり、人間は自分が生み出したものを扱いかねている。多くの失敗を重ねた。だから、忘れないこと、覚えていること、思い出すことが大事なのだ。ひとまず問題を個人の心に返し、そこで考えた結果を全体の判断にフィードバックする。

とあった。忘れないことが事故防止につながるってことだが、次々と情報がもたらされる現在はすごく忘れっぽい社会だ。
ブログは、その記憶装置になりえるのか。あまりにも簡単に作れるので、記憶が薄い感じがする。記憶をたどるときは役に立ちそうだが。