from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

子供の日であった

samso2005-05-05

子供の日のイベントがあるというので、「0123はらっぱ」に子供を連れて行った。10時開演で5分ほど前に着いたが、20組ほどの家族が並んで待っていた。ミニSLに乗れると聞いていたので、すぐに庭の方に回った。それほど広い庭ではないのでどこでやっているのかなと思って庭に出ると、建物の軒下近くの場所に直線に10mほどのレールが敷かれていた。
順番を待っている間、子供はSLを真剣に観察していた。最後尾にも緑色の機関車が連結されていて、「パーシだね」と言った。SLが4往復するのを待つと順番が来て、妻と子供が乗った。乗るとニコニコして手を振った。1往復はあっという間に終わって降りた。もう一度乗りたそうな顔をしていたが、動物ふれあいコーナーに連れて行った。うさぎ、にわとり、子豚、モルモット、ねずみなどがいた。職員の人に餌をもらって、動物がいる囲いの中に入るが、怖がって動物になかなか近寄らない。まだ動物は苦手のようだ。
楽しんでいる様子ではないので、室内に連れて行って、段ボールで作ってあった車で遊ばせた。職員の人が挨拶をしていたので、振り向くと、市長らしきおじさんがいた。
子供はすぐに飽きて、「おうちにかえろう」と言い出したので、外に出て、もう一度、SLに乗せてあげた。
帰ってきてしばらくして、訪ねてくる知人が吉祥寺駅でバスに乗ったというので、子供を連れて迎えに行った。帰ってきて、知人と一緒に昼食。子供は食事が終わると、知人が大好きなようで、オモチャや絵本を持ってきて知人と遊びたがった。自分の友達だと思っているようだ。
知人をバス停まで送っていっての帰り、手回しポンプを回すところをママに見せると言って走り出した。手回しポンプのところに行くと、男の子と女の子がいて遊んでいた。男の子は一度会ったことがあるようで、一緒に遊びだした。なかなか帰りそうもないので、先に帰った。
明日は妻の初出勤日で保育園に連れて行かないといけないので、子供を早く寝かせようとするが、なかなか寝ない。10時ごろ、ようやく寝た。

今日は韓国でも子供の日だそうだ。JMM「Younghee Ahn の韓国レポート」に、

韓国も5月5日は「子どもの日」で国民の祝日である。日本のように鯉のぼりや兜
などを飾ったりすることはない。また、韓国の「子どもの日」は最初から5月5日と
決まっていたわけではない。その由来は、バン・ジョンファン(方定煥)という童話
作家が提唱したことから始まった。韓国では「すべての子どもたちの父」と呼ばれ尊
敬されているバン先生は、民族主義を基にした児童文学家、社会運動家として子ども
たちのために一生を捧げた人である。
・・・・
子どもたちの生活をもっと覗き込むと、それほど幸せな感じがしないのは
なぜだろう。子どもたちは小さい頃から塾やお稽古事に追われ、それが高じて早期留
学させられる。子どものためとはいうが、小さい子どもの判断というよりは親の虚栄
心を満足させるだけの場合もある。それが子どもの人権を無視していることなど気づ
かない大人たちがいる限り、「子どもの日」は必要だろう。

と。親の虚栄心を満足させるだけの子育て。気をつけないとそうなりがち。