from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

nikkeibp.jpの「莫邦富中国ビジネス指南 第5回 反日の嵐の中で見た新たな中国進出リスク」から、

特にこれからは、このコラムの第1回目で取り上げた“企業市民活動”を含めた中国市場への取り組みをアピールする必要があるだろう。中国報道機関の理解を得ることも大事だ。
一方、今回の反日活動は中国側にも大きなリスクを自ら発生させてしまった。グローバル経済時代を迎えたいま、日系企業の製品と言っても、中国人によって開発・製造・販売しているものが多い。こうしたビジネス活動を通して得た利益は日本企業だけでなく、その合弁相手である中国企業にも入る。さらに、中国政府の税収にもなっている。
多国籍企業の中国での経済活動は、お互いに利益になるという基本的な立場を忘れてはいけない。暴動的な反日活動を巻き起こすこと自体は中国経済にも甚だしいマイナス結果を招く。こうした手段の行使はぜひ慎んでもらいたいことを中国側に望む。

莫邦富さんのコラムは好きだけど、これはどうかな。損得勘定だけで仲良くなりましょうと言われているような。それでいいのかなあ。損したと思っている人はまた暴動を起こしてもしょうがないことにはならないか。

JANJANに「「反日」が過剰報道される上海を訪問」とあって、

このところの、突然ふって沸いたような中国における「反日」報道。そのデモ隊の投石画面がTVで茶の間に入り込み、日本人市民に恐怖感を植えつけたように思います。長年、中東、米欧、アジアとわたり歩いた元商社マンとしては、過去、しばしば経験してきた「現場との違和感」を今回も感じました。
そこで、やはりこの目で現地を見ようと、周りの反対を押し切って上海行きを決行しました。
往復飛行機(日本)はガラガラ、ホテルでも日本人はいない、街でも見かけません。「反日デモ」は誤報ではないけど、針小棒大とはこのこと。それへの反語として敢えて極端に言えば、街には反日の機運のかけらもありませんでした。

と。まだ周りの反対を押し切らないと上海に行けない人が多いようだ。

上海在住の日本人に実施された「反日デモ関連アンケート」では、「中国での生活をやや怖いと思っていて、公共交通機関の中などで日本語をしゃべらないようにし、日中関係のさらなる悪化も辞さず、断固とした姿勢で賠償と謝罪を求めるべきだ」と思っている方が多いようだ。