from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ジャーナリズム

マスコミ同士のズブズブな関係

マル激トーク・オン・ディマンド「新聞ビジネスはすでに破綻している」から。 新聞業界が抱えるより深刻な問題は、これだけの問題を抱えていながら、それに対する有効な施策をとれないところにある。そしてその最大の理由が、新聞の強大なメディア支配力ゆえ…

フリーペーパーはフランスでも

nikkeibp.co.jp「フランス新聞事情:有料新聞は生き延びられるか?」。 2002年2月、スウェーデンからフランスに無料紙「メトロ」(Metro)が上陸した。そしてすぐ翌月、スイス生まれの「ヴァンミニュッツ」(20minutes)が後に続いた。新聞各紙はとまどいな…

NHK問題

ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ「NHK裁判で見落としてはならないこと」。 東京高裁は先月29日、NHKに対し、不当に番組内容を改編して精神的苦痛を与えたとして、女性国際戦犯法廷を主催した「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(バウネット)への…

日本政府からアドバイス

「田中宇:戦争とマスコミ」から。 日本国内で、イスラエル右派のやり方を学んだのではないかと思えるのは、北朝鮮の拉致問題に取り組む勢力の中の一部である。拉致問題に取り組む団体の活動家から脅しを受け、記事の論調を書き直させられたという、数人の雑…

恐ろしく無知なのである

魚住取材ノート「メディアの影」から。 朝日新聞の月刊誌『一冊の本』の3月号にすごい記事が載っていた。 ・・・・ 「ライブドア 株売却益/特別利益に計上/純利益黒字装う/粉飾70億円か」 これは企業買収に伴う株売却益を、本来、計上すべきではない特別…

前言を翻す

平川秀幸研究室blog「国内流入の米産牛肉を業者に自主検査要請」 読売新聞は一昨日21日の社説で次のように述べている。 ただ、米国では、食肉処理に当たる作業員の技術が一定せず、危険部位の除去が完全に行われるかなどについて、疑問視する声が根強かった…

小手先の対応支援

itpro.nikkeibp.co.jp「マスコミと違うことを考える」 「いや,私が言いたいのは,例によって,国が助けるのは当然というか,それを後押しするような記事が見られることです。規制ができる前に建ったマンションが沢山あるわけでしょう。本来なら,倒壊の可能…

本当に新しいことはすぐに信じてもらえない

「無敵の一般教養」から。 島田 研究の世界でも、これは実現不可能な技術とか証明不可能な理論といわれていることも、誰かがそれをやってしまうと、限定が外れて、急にそのジャンルので進む。 茂木 そうそう、それはおもしろいポイントですね。 島田 アメリ…

鳥インフルエンザの危機

武田徹「オンライン日記」から。 本当に鳥インフルエンザは差し迫った脅威なのだろうか。国民国家の「総力戦体制」の維持のために内憂外患は必要で外来の感染症というのはまさに格好の素材であること、特に広義の福祉国家においてこの種の危機は国家の存在価…

NHKと朝日

武田徹さんのオンライン日記「かたえくぼ」。 朝日の日曜日の「かたえくぼ」のコーナー 『プロジェクトX』 最終回にぜひ採用を ーーーNHK集金人 一応、静岡の弁天王子というひとの投稿作品ということになっているけれど、未払い防止に法的措置をと言い出…

今だ開戦前夜

『小林恭子の英国メディア・ウオッチ:「新聞の新たな挑戦」−メディア・イベントより-1』より。 9月28日、読売新聞が主催した「メディア・フォーラム:新聞の新たな挑戦」というイベントが、東京で開催された。 ・・・・ 米英及び日本でも若年層の新聞離…

小泉首相の自己宣伝媒体

「立花隆:海外メディアが伝えた小泉・郵政解散劇の評判」から。 小泉人気を支える主たる要因ははっきりしている。小泉首相がメディアをいちばん巧みに利用している政治家だからである。日本のありとあらゆる政治家の中で、小泉首相ほどメディア露出度の高い…

新聞の主張

毎日新聞社説。 郵政改革法案の成立が危ぶまれ出した段階では、与党のみならず多くのメディアが「政治空白をつくるべきでない」と解散反対を唱えた。その中で、毎日新聞は「小泉・自民党政治を問い直す衆院選になるなら意義はある」と主張してきた。それが裏…

政治介入

立花隆の「メディアソシオ-ポリティクス」「NHK番組改変の取材メモ流出で問われる報道のい使命と政治介入」から。 毎日新聞(8月2日)の報道によると、このニュース漏洩に自民党は大いに怒った。これまでの政治家側の主張がみんなウソっぱちだったとわかった…

マスコミの報道

読売新聞。 「新しい歴史教科書をつくる会」(八木秀次会長)のメンバーが執筆した扶桑社発行の教科書問題で、東京都杉並区教育委員会は4日午後、来春から使用する中学校用教科書の選定のための臨時会を開催する。 これに反対する市民団体ら約300人が、…

プロはどう《特化》する

野口武彦さんの書評「僕が批評家になったわけ(著)加藤典洋」に、 時あたかも無思想日本の公共空間は、インターネット社会と溶け合ってきている。特にブログの盛況によって、「私」が自由に軽々と批評活動に加われる条件が生じてきた。話題も文芸評論に限らな…

ネット・ジャーナリズムの可能性

「ネットは新聞を殺すのかblog」が久しぶりに更新されたようだったので、読みに行くと、毎日新聞主催の『インターネット時代のジャーナリズムのあり方を考えるシンポジウム「ネット・ジャーナリズムの可能性」』のことが紹介されていた。さっそく読みに行く…

明快と難解

武田徹さんが 難解な研究の成果を国民に分かりやすく解説できるよう、国の音頭でサイエンスライターを育てるべきだ――。去年の秋、文部科学省の科学技術・学術審議会からそんな提言が出されたと報じる記事を見て、思わず目がとまった。 と書いていて、筑紫哲…

田中宇さんの国際ニュース解説「否決されたEU覇権」に、 世界のマスコミの記事を解読せず「すべて現場取材で情報を得るのが良い」という「現場主義」が日本の取材陣には根強いが、その結果、日本の記者の多くは、国際情勢を表層的にしか理解できず、深層部…

歴史の中にある

武田徹さんの「オンライン日記」に、 事実が歴史を形成するように、ジャーナリズムもまた歴史の中にある。だからこそ、ファクトを正しく表現しているかというだけでなく、なぜそう書かれたかを社会の価値観の変化を視野に入れつつ、書かれた対象になる事実の…

違う文脈

「内田樹の研究室」に、 メディアの仕事は、「情報の発信」ではなく、怠惰な読者が回避したがるこの「文脈の形成」という作業を代理することである。 ある出来事を報じるときに、それとまったく違う時代に違う場所で起きた別の出来事を「並べる」ことによっ…

先日、「ミンダナオ島で、旧日本軍の兵士と見られる2人が生存している可能性がある」と大騒ぎになったようだが、これに関連して、「田中宇:フィリピンは救われるか」に、 産経新聞の上層部に、誇張と知りながら報道を続けていた「故意」または「未必の故意…

朝日新聞

内田樹さんが 三週間ほど前に原稿が送られてきたときに、自分のことばとして読まれてもいいように手を入れた。 手を入れすぎたらしくて、そんなに直されては困ると言われた。 面倒になったので「では、そちらのよろしいように」と最終的な文章作成を記者に任…

Google News

最近、新聞各社の報道内容を比較するために、Google Newsをよく使う。こういう場合、Google Newsは非常に便利。このGoogle Newsに関して、CNET JAPANに「ついに明かされるGoogle Newsの秘密」という記事があった。Google Newsが誕生した切っ掛けは、「9.11で…

戦争報道

武田徹著「戦争報道」を読み終えた。 広告代理店の電通が何で電通なのか、分かった。元々日本電報通信社という通信社だったんだ。「ニュース配信と引き替えに広告出稿を行うビジネスモデルで地方紙との提携数を増やし、成長してきた」会社ということらしい。…

ネット時代のジャーナリズム

NSN-Mainichi INTERACTIVE「ネット時代のジャーナリズムとは何か」の「元記者ブロガー藤代裕之さんの視点」に関連して、松岡美樹さんの「すちゃらかな日常」に、 私もフリーランスになって以後、某だれでも知ってる大新聞のWeb媒体に一定期間、書いていたこ…